心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

病と老い~母の人工透析②~

苦しみながら母の人工透析が始まった。

さらに不幸は続く。

母親の人工透析開始と時を同じくして、
わずか1ヶ月半の間に、母の実の兄弟が相次いで他界。
斎場で、それでも気丈に振る舞おうとする母。

さらに、透析から1ヶ月も経たないうちにシャントが詰まってしまった!
すぐに病院へ行って、シャントの再造設のため緊急手術。

この先が本当に不安だが、
自分がそんな状況なのに、仕事はどうか、元気か、無理するな、と
私の具合を心配する母。
何とかしてやりたいと思う気持ちはますます強まるが、
時々電話したり、実家へ顔を見せるのが精一杯だ。

先日の私の定期健診時、主治医の先生に尋ねてみた。
「仮定の話ですが…条件が整えば、腎不全の母に、私の腎臓を片方提供することは
可能でしょうか」

ドクター曰く
「お気持ちはよくわかりますが、今後中田さんは(持病が悪くなった場合)
手術をしなければならないかも知れないのです。その時、腎臓が両方あるのと
片方しかないのでは、大きく予後が違ってくる可能性があります。
中田さんが大きなリスクを背負ってまで、お母様は移植を希望されるでしょうか?
それよりも、まず中田さん自身に対してのリスクを避ける方法を選ぶべきです。
私は医者としてそう思いますし、お母様もそう思われるのではないでしょうか。」

ある意味最初から予想していた答だったが、改めて言われると、言葉も出ない。
まあ、仮に私が健康であっても移植に必要な条件に適合するかどうかわからない
夢物語ではあったが。

そんな中、一編の詩、歌とめぐりあった。