心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

上島竜兵さんの訃報

上島竜兵さんの訃報。しかも自ら命を絶ったと。
ウソやろ?と思ったけど、残念ながら本当だったみたい。

ぼくも鬱になり、生きる気力を失っていたことがあった。職場の近くに行くと誰かに会うのではないか、そしたらまた陰口叩かれるのではないかと本気でビビっていた。働けない焦りは日々重くのしかかり、いつしか消えてしまいたいとさえ思うようになっていた。

そんな時、ダチョウ倶楽部の竜ちゃんの鉄板ネタをテレビで見て、声を出して笑っている自分がいた。その瞬間だけは、嫌なことは忘れて正直に笑えている自分がいた。

その後、周囲のおかげでぼくは幸運にも何とか立ち直ることができた。

なのに。

竜ちゃんは逝ってしまった。彼は最後どんな状況だったのかはわからないが、人を笑わせるために、自らの命を絶つほど苦しんでいたとしたら皮肉すぎる。そんなことなら、ぼくたちを笑わせなくてよかったのに。そのかわりいっそ、竜ちゃんじゃなくぼくが死んだ方がよかったのかも?とさえ思えてくるほど動揺してしまっている。

あんなに明るく面白く楽しい鉄板ネタがもう見られないなんて信じられないし辛すぎる。

「ご冥福をお祈りします」「お悔やみ申し上げます」何て形式張った言葉などかけたくない。

何か質の悪いドッキリを見せられているよう。あの芸が、あのネタがもう二度とみられないなんて、信じられない、信じたくない。悲しすぎる。辛すぎる。ぼくはこの感情をどうコントロールしたらいいのかな。鬱で苦しんでいたあの時と同じように、途方に暮れるしかないのか。