心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

椎名林檎と「塩狩峠」

三浦綾子の著書に「塩狩峠」がある。
ご存じの方も多いと思う。



明治42年、北海道宗谷本線塩狩峠に差し掛かった列車の連結器が外れ
最後尾の客車が暴走しかける事故がおこった。
その車両に乗り合わせていた鉄道院職員の長野政雄氏が、
客車の前に身を挺して暴走を食い止めた。
下敷きとなった長野氏は殉職したが、これにより乗客の命が救われた。



ざっとこんな内容の、実話に基づいた著書だそうだ。
しかし、私はこの本を読んでいない。
確かに感動的な話ではあるが、
やや美談化されているように思えてならなかったから。
読みもしないのに!と怒る方もいるだろう。
穿った見方ではあるが、人の死はかくも美しいものなのか、と思う。

しかし、今朝の朝礼で聞いた話では、
椎名林檎が、音楽もひっくるめて最も影響を受けた作品が
この「塩狩峠」だという。
椎名林檎が国語の試験でそれを読み、思わず泣き出したそうだ。
現在、この書籍の帯は椎名林檎が写真入りで推薦文を書いているという。
あの椎名林檎が!?と、ちょっと驚いた。

というわけで、今朝の朝礼と椎名林檎によって反省させられた私は
この本をきちんと読んだ上で改めて意見を述べるべきだと思う。



あ、そういえば同じく三浦綾子著「細川ガラシャ夫人」、
途中まで読んで放置したままだ(汗)