心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

今年の「M-1」

 今年は史上最高となる4239組がエントリー。約4ヶ月の予選を勝ち抜き、決勝戦に残ったのは笑い飯 POISON GIRL BAND ザブングル 千鳥 トータルテンボス キングコング ハリセンボン ダイアンの8組。さらに敗者復活戦で勝ち上がったサンドウィッチマンを加えた全9組が、決勝戦で熾烈な戦いを展開した。

 最終決戦に残ったのは、トータルテンボスキングコング、そしてサンドウィッチマンの3組。なんと敗者復活戦から勝ち上がってきたサンドウィッチマンがファーストラウンドを1位で通過するという思いがけない展開となった!トータルテンボスにはラサール石井が「このネタを見たのは2回目だったけど、笑えた」、島田紳助も「感動した」。キングコングには中田カウスが「ジェットコースターのような漫才」、オール巨人も「ネタ的にすごく面白い。練習量も見える」と賛辞を贈った。そしてサンドウィッチマンに対しては巨人が「完璧に近い」、紳助も「漫才師としてめっちゃうまい」と絶賛だった。

 最終決戦は、トータルテンボスキングコングサンドウィッチマンの順番で行われ、結果はファーストラウンドの勢いそのまま、サンドウィッチマンが優勝。史上初となる、敗者復活戦からの王者が誕生した!優勝賞金1000万円を手にし、さらには『M-1』覇者という名誉も手に入れたサンドウィッチマン。審査発表の瞬間、目に涙を浮かべ「夢見ごこちです」(伊達)とつぶやいた。なお、2位はトータルテンボスに決定。ラストイヤーとなる今大会を自己最高位の2位という形で終えた。

 会見では紳助が「松本と『なんで準決勝で落ちたんや?』と話をしていた。初めて見たふたりですが、感動しました」と絶賛。さらに「M-1王者の賞味期限は1年間。これから1年、たくさん仕事が来ると思うけど、後悔せんように頑張って。ぜひまた一緒に仕事をしよう」と彗星のごとく現れた無名の王者にエールを送った。大会史上初めて敗者復活組から王者となったサンドウィッチマンは「(本番中のことは)本当に全く覚えていない。ここにいるのが不思議なくらい。家に帰って録画しておいたものを見ます」(伊達)、「相方が途中でネタが飛んだけど、優勝できてよかった」(富澤)と、劇的な幕切れとなった今大会を興奮気味に振り返った。

 1000万円の使い道に関しては、ふたりが口をそろえて「相方と一緒に住んでいる1DKの家からふたりで引っ越します!」と宣言。これまで表舞台に立つことのなかったサンドウィッチマンが、2008年にどんな活躍を見せるのか、期待がかかる!


以下は私個人の感想。

サンドウィッチマン
 最終決戦に残った3組の中では私の評価的には3番目だった。
 確かに面白かったのだが、個人的には巧さよりもっとパワーとスピードのある漫才が好きだ。

トータルテンボス
 なかなか面白かった。最終決戦の中では2番目に面白かったと思う。
 今年が最後の挑戦ということだが、もう一回M-1でのネタを見てみたかった。

キングコング
 個人的にあまり好きではないのだが(苦笑)最終決戦の中ではいちばん面白かった。
 こういうスピードとパワーのある漫才が私は好きだったのだが、
 今回のM-1の中では少なかったように思う。

◇ハリセンボン
 唯一の女性と言うことと、普段はコントしか見たことがなかったので、
 ある意味一番注目していた。
 漫才では実力が出せなかったか。

笑い飯
 決勝戦の常連だけに今年こそはと一番応援していたのだが、
 ネタがイマイチだったように思う。腕はあるだけに残念。

◇千鳥
 独特の「いやらしい」漫才で面白かったと思うのだがオチが悪かったか。
 個人的にはもう少し評価が高くてもいいと思う。

◇その他
 「麒麟」と「アジアン」がなぜ決勝進出できなかったのかが疑問であり残念。
 まあ準決勝の内容を見ていないので何とも言えないが…。

個人的には正直、盛り上がりに欠けたかな~、という気がする。