甲子園での初戦を制す 阪神 １－３ 巨人

　甲子園で行われた今季初の“伝統の一戦”は、ジャイアンツが坂本の適時打などで勝ち越しに成功、完璧な継投で逃げ切った。巨人は連勝を「４」に伸ばし、今季の阪神戦の戦績も２勝２敗の五分とした。

　先制したのは巨人。三回に亀井、小笠原が連打で出塁し、続く高橋由の右前への適時打で１点を先制した。三回まで１安打に抑えていた木佐貫だったが、四回に連打され、内野ゴロの間に同点とされる。

　巨人は六回、阿部、ゴンザレスが連打し、木村拓が送りバントを決め一死ニ、三塁とする。木佐貫の代打・谷の三ゴロを坂が本塁へ送球するも野選となり、阿部が生還。勝ち越しに成功する。さらに続く坂本の左前適時打で、ゴンザレスも生還、巨人のリードは２点に広がった。

　木佐貫は五回を投げ３安打１失点。３勝目を挙げた。藤田、門倉、山口、クルーンが１イニングずつを投げたが、いずれも１安打も許さない完璧な継投だった。クルーンは三者連続空振り三振の圧巻の投球で、６セーブ目を飾ったった。また、六回から登板した２番手の藤田は、５２７試合連続救援登板の日本記録を更新した。

６回表、木佐貫に代打は少し早いのでは？と思いつつ谷の打席で結果は３ゴロ。
あ～あ…と思ったが、打球がボテボテだったことと坂の送球が一歩遅れたことで
野戦となり、勝ち越し点が入った。
続く坂本もタイムリーで、結果として代打が成功した。

その裏、藤田は鳥谷に四球を与えるが、執拗な牽制球を投じる。
カウント２－３となったところで鳥谷は自動的にスタートを切ったが
牽制球が効いていて、三振ゲッツー。
リリーフ陣も踏ん張り、最後はクルーンが３者三振で締めた。

これで巨人は４連勝。
さあ、明日は今季初観戦で甲子園へ。
この勢いを明日も保って、さらに連勝を伸ばして欲しい。