心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

『ガリレオ』

私はドラマをほとんど見ない。
古くは「東京ラブストーリー」も「101回目のプロポーズ」も
古畑任三郎」も「ひとつ屋根の下」も「ラブジェネレーション」も
ロングバケーション」も「HERO」も「花より男子」も見たことがない…。

そんな私が欠かさず見た数少ないドラマ。
渡る世間は鬼ばかり
「GOOD LUCK!!」
冬のソナタ
宮廷女官チャングムの誓い
そして、『ガリレオ』。

原作は、東野圭吾の小説で物理学者湯川シリーズ中の短編小説集
第1作『探偵ガリレオ』と第2作『予知夢』。
主演は福山雅治
頭脳明晰で容姿端麗、スポーツ万能だが変わり者である
帝都大理工学部、物理学准教授の湯川学(福山雅治)が、
理屈より「刑事の勘」や感情で動く直情的な性格である
貝塚北署の女性刑事内海薫(柴咲コウ)の依頼を受け、
ともすれば幽体離脱ポルターガイスト・予言・予知・火の玉など、
超常現象と思われる難事件を科学的根拠に基づく実験などを通して
論理的に究明し解決していくというストーリー。

一話完結のため週替わりで登場する唐沢寿明広末涼子
香取慎吾深田恭子久米宏などの超豪華キャストも魅力だ。
また福山は音楽も担当。オープニングの『VS.~知覚と快楽の螺旋~』は
インストゥルメンタルながら、スピード感とスリルのある曲に仕上がっていて、
聴いていてなかなか心地よい。
エンディング(主題歌)「KISSして」も歌声には定評のある
共演の柴咲コウをプロデュース、「KOH+(コープラス)」としてユニットを組む。

残念ながらドラマは終わってしまったが、来秋には映画公開の噂もある。
ぜひ続きが見てみたいと思える、すばらしいドラマだった。

ただ、欲をいわせてもらうと…

科学のリアルさを前面に押し出していたドラマなのに、
最終回に登場した、東京都の半分の人口を死に至らしめるという
「レッドマーキュリー」装置のセットがあまりにも安っぽく、やや興ざめ。
すばらしいドラマだっただけに、それだけが残念。