緊迫の投手戦 巨人2-0横浜
先発・高橋尚が粘りのピッチングで7回を零封。リリーフ陣も踏ん張り、わずかなリードを守り抜いた。 横浜先発はマットホワイト。巨人は初回、二岡が通算150号のソロ本塁打をライトスタンドに運び、1点を先制した。 高橋尚は初回を3人で片付けたが、二回以降は毎回のように走者を背負う苦しい投球。五、六、七回は3イニング連続で複数の走者を背負い、“一打逆転”の大ピンチに追い込まれた。しかし、いずれの場面も絶妙の配球で決定打を許さず、7回無失点でマウンドを降りた。 一方、打線はマットホワイトを攻略し切れず、7回まで追加点を奪えず。 終盤は両軍リリーフ陣を投入。9回2死1、2塁の場面で巨人は代打・小笠原がタイムリーヒットを放ち、試合を決定付けた。 高橋尚はハーラーダービートップの12勝目。この試合、巨人の5安打に対し、横浜は6安打とヒットの数ではほぼ互角だったが、残塁は巨人の5に対し、横浜は倍の10。「ここぞ」の場面で自力の差が現れた。