5000勝の金字塔 巨人5-3中日
1点を争う接戦は延長にもつれこみ、十一回、ジャイアンツが代打・ホリンズの決勝タイムリーなどで2点をあげて試合を決めた。巨人はこの勝利で、通算5000勝を達成した。 巨人は初回に相手暴投で1点を先制。三回には高橋由のソロアーチ、五回には鈴木尚の犠牲フライで1点をあげるなど、小刻みに加点した。 マウンドの先発は金刃。内角をつく投球で中盤まで1失点の好投だったが、六回、四球をきっかけに走者をため、守備の乱れもあって1点を失う。 六回二死二塁でリリーフした会田も、中日・中村紀にタイムリーを浴び、巨人は同点に追い付かれる。 なんとかリードを取り戻したい巨人だが、中日投手陣を打ち崩せない。投げては、豊田、林らの継投で無失点を続け、試合は延長戦へもつれ込んだ。 試合が動いたのは十一回二死から。マウンドには中日の岩瀬。鈴木尚は二塁に打球を飛ばし、全力疾走で内野安打に。続く代打のホリンズが右翼線へ大きな三塁打を放ち、鈴木尚が生還して1点をあげた。 さらに、高橋由のタイムリー二塁打でホリンズがこの回2点目のホームインをした。 最後は上原が登板し、中日の打者を3人に打ち取った。 巨人は3連勝。通算5000勝の記念の勝利を首位で迎えた。