心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

とある駅にて

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都会の喧噪から逃げ出したくて、ちいさな旅に出た。

単線をトコトコと走る、一両編成の汽車。
車内には人影もまばらだ。
窓の向こうにゆっくりと流れていく風景は、昨日までとはまるで別世界。

とある田舎の駅に降り立つと、線路脇には桃の花が咲いていた。

あせらず、自分らしく―――――と
咲き誇る花が教えてくれた気がした。