2007-04-16 とある駅にて 無題 #三重県 都会の喧噪から逃げ出したくて、ちいさな旅に出た。 単線をトコトコと走る、一両編成の汽車。 車内には人影もまばらだ。 窓の向こうにゆっくりと流れていく風景は、昨日までとはまるで別世界。 とある田舎の駅に降り立つと、線路脇には桃の花が咲いていた。 あせらず、自分らしく―――――と 咲き誇る花が教えてくれた気がした。