大学生・社会人ドラフトの結果
大学生、社会人を対象としたプロ野球のドラフト会議が21日午後、東京都内のホテルで行われた。巨人軍は、希望入団枠で立命館大の金刃憲人投手(22)を内定、投手3人、野手2人の5選手を指名した。 会議には、原監督、清武球団代表らが出席。3巡目では、NTT東日本の上野貴久投手(22)を指名した。4巡目では、青山学院大の円谷英俊内野手(22)を指名、5巡目では、四国アイランドリーグ・香川の深沢和帆投手(23)を、6巡目では、JR東日本の寺内崇幸内野手(23)を、7巡目では、中京大の深町亮介投手(22)を指名し、選択終了。また1巡目指名は、希望枠を使用したため、2巡目指名は、9月の高校生ドラフトの際に1巡目指名に参加したため、いずれも不参加。 巨人軍の内定、指名選手の詳細は、以下の通り。 【希望入団枠】金刃 憲人(かねと・のりひと)投手 市立尼崎高校-立命館大学 1984年4月10日生。左投左打。176センチ80キロ。 ◆即戦力の左腕。MAX147キロのストレートで三振が取れる。先発として期待。 【3巡目】上野 貴久(うえの・たかひさ)投手 帝京高校-東洋大学-NTT東日本 1982年12月9日生。左投左打。177センチ82キロ。 ◆上手投げからの無理のない投球フォーム。ストレート、変化球ともに切れがよく、両サイド低めに制球できる。 【4巡目】円谷 英俊(つぶらや・ひでとし)遊撃手 横浜高校-青山学院大 1984年9月17日生。右投左打。181センチ75キロ。 ◆左右に打ち分け、一発を打つ長打力も持っている。走攻守三拍子そろった選手 【5巡目】深沢 和帆(ふかさわ・かずほ)投手 駿台甲府高校-香川オリーブガイナーズ(四国アイランドリーグ) 1983年9月16日生。左投左打。180センチ72キロ。 ◆攻めの投球が信条で、MAX145キロのストレートが魅力のサウスポー。四国アイランドリーグで今季、最優秀防御率(1・01)を獲得。潜在能力も高い。 【6巡目】寺内 崇幸(てらうち・たかゆき)遊撃手 栃木工業高校-JR東日本 1983年5月27日生。右投右打。177センチ74キロ。 ◆スピード感あふれるプレースタイル。都市対抗野球大会ではチームをベスト4に導き、インターコンチネンタル杯では全日本代表に選ばれた。50メートル5・9秒、遠投120メートルの俊足強肩の遊撃手。 【7巡目】深町 亮介(ふかまち・りょうすけ)投手 中京大中京高校-中京大学 1984年10月25日生。右投右打。180センチ81キロ。 ◆荒削りだが、150キロのストレートは魅力。下半身ができて、投球フォームが固まれば楽しみな投手。