心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

東日本大震災支援 その4

2011年6月23日(木) 雨

 午前6時50分頃、宿舎にて朝食中やや強い揺れ(震度5弱)が30秒ほど続き、岩手県沿岸部には津波注意報も出た。被害は無かったが、改めて余震の恐ろしさを感じた。

 仙人峠道路は出口近くから釜石街道にかけ雨のため渋滞していたが、定刻通りに到着、点呼。まずは研修医と看護師がボランティア団体「カリタスジャパン」を訪問、ご挨拶および現状視察を行った。震災後三ヶ月経過したが精神的ケアをはじめ様々な面での継続的な援助が必要とのことであった。
カリタスジャパン釜石ブログ↓
http:// ameblo. jp/kama ishi311

 今日は活動拠点の責任者の方とお話しすることができた。作業よりもむしろ支援物資を取りに来られた方、足を止め挨拶や会話をされる方一人一人に対し真意を持って応対して欲しいとのお話があり、改めてその点をよく理解し訪問される方々の応対に努めたいと思う。また、活動拠点で寝食を共にして欲しいとの要望があった。これについては体調不良者も出ており、派遣元の職場の意向でミーティングや休息などのために兵站地に宿泊地を確保していることもあり、残念ながらお断りした。

 その後の活動は昨日と同じであるが、変わりやすい天候、慣れない土地での慣れない活動により体調不良者が出てきた。私もお腹の調子が悪い。

 帰りはホームセンターにて必要備品の購入。また、店舗の向かいにあった上中島仮設住宅を外から見せていただいた。まさに「仮設」の住宅であり、これで東北の厳しい冬を越せるのかと心配する一方、雨の中元気に走り回る数人の子供たちの姿があった。一人の子供が大きく転倒して思わずヒヤっとしたが、すぐに立ち上がりまた元気に走り回るその姿に一筋の希望を見た気がした。

 民宿に帰ってからもお腹の調子は良くならず、この日は夕食を抜いた。私以外のメンバーともやや疲労しているが、いつも通りのミーティングと報告を行い、行程に大きな影響はない。明日以降もできる限りの奉仕をしたい。

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 写真は活動拠点で津波を被ったバラ。枯れることなく咲いたきれいな花に、多くの人たちが癒やされ、希望を持つことができたそうだ。
                                                                                             つづく