心臓病 のち うつ病 ときどき 腸閉塞

どん底からの復活をめざして…

心臓病(ファロー四徴症)のこと

タイトルにもあるように、私は心臓病。
病名は先天性ファロー四徴症といって、
心臓に生まれつき4つの奇形がある病気だ。
4つの奇形のうち、肺動脈狭窄と、心室中隔欠損の影響が特に大きかった。
小さな頃は、隣の家まで歩いただけでしゃがみ込んで
息を切らしていたらしい。
 
4歳の時、肺動脈狭窄の部分にバイパスを設ける手術を行った。
これで、少しは動けるようになったが、体育は小中高ずっと見学。
遠足も、4年生になるまで行けなかった。
12歳(6年生)で根治手術に向けての心臓カテーテル検査を行ったが、
当時体が小さくまだ手術には早いと判断された。
 
時は流れ、19歳で喀血したことをきっかけに根治手術を受けた。
主に心室中隔(右心室と左心室の間の壁)を造設する手術を受け、
これでほぼ正常な生活が出来るようになった。
後日聞いた話だが、私が心臓病の診断を受けた頃の医学では、
この病気は20歳前後までしか生きられない、と言われていたらしい。
 
根治手術後は不整脈で入院・通院していたが、
そのほとんどが心臓神経症ではないかと医師から言われていた。
もちろん、本当に救急搬送され入院、
発作性上室性頻拍と診断されたこともあった。
それもいつの間にか安定してきて、投薬もなくなった。
 
今は心室中隔が少しほころんで漏れがあったり、
大動脈が肥大したり、
依然として肺動脈狭窄による心雑音があったり、
肺動脈弁の動きが少し悪かったりするが、
今のところ日常生活に影響はなく、
年一度の定期検診(超音波、X線、血液、心電図の検査)で
悪くなっていないかをチェックしている。
 
病状にもよるが、今ではこの病気が胎内で診断され、
3歳くらいで根治手術もできるらしい。
医学の進歩とはものすごいものだと思う。
 
しかし、心臓病が落ち着いた頃に腸閉塞やうつ病
悩まされることになるとは(汗)